思いで工房


「思いで工房®」は株式会社竹内製作所の登録商標です。


DVDとブルーレイ・ディスクの違い

ブルーレイディスクとは?

ブルーレイとは一般のCD・DVDと同じ直径12cm(ハイビジョンカメラ用は8cm)厚さ1,2mmの円盤ディスクで、日立製作所・LG電子・松下電器産業・パイオニア・フィリップス・サムスン電子・シャープ・ソニー・トムソンの9社が中心となって開発した大容量記録ディスクです。

名前の由来は青紫色のレーザーで読み取ってることからブルーレイと呼ばれ、表記が「Blue-ray」ではなく「Blu-ray」なのは、英語圏では「青色の光」という一般的な言葉として扱われ、商標として登録できない可能性があるため、あえて「Blu-ray」という辞書にない単語にしたようです。略名はBDと言います。

容量は?

ディスク容量が大きく増え、片面1層で25GBまで書き込みができるようになりました。現在は1層で25GB・2層で50GBのブルーレイディスクが販売されています。
書き込み層が薄く作られており、TDKでは片面8層(200GB)の開発に成功していることから、今後、より大容量になっていくことが期待されています。 現在販売されているのは、一回だけ書き込みできるBD-Rと、繰り返し書き込むことのできるBD-REがあります。

DVDとの容量の違い

ブルーレイディスクの見た目はCDやDVDと同じ12cmのディスクですが、DVDが4.7GBに対してBDは5倍以上の25GBもの容量があります。
さらに、片面2層のディスクの場合では50GBの大容量となり、DVD10枚分の容量を同じ12cmのディスク1枚に入れることが可能です。

DVD10枚が、片面2層50GBのBlu-ray Disc1枚に収まります!

なぜ同じサイズのディスクなのにこんなにも容量が違うのか?それは大きく3つ理由があります。

1つ目の理由は、ディスクのトラックピッチ(記録される情報の間隔)がDVDより小さくなったからです。
CD・DVDと比べてみると、CDのトラックピッチが1.60μm(マイクロメートル、1μmは1mmの1000分の1)、DVDは0.74μm、BDでは0.32μmとさらに狭くなっています。

2つ目の理由は、レーザーの違いです。
ブルーレイでは、青紫色レーザーを採用しています。
DVDでは赤色レーザーが使われています。
青紫色レーザーは赤色レーザーよりも波長が短く、ディスク上でのスポットは小さくなります。
それによって、より小さな場所への記録・読み込みが可能です。

そして最後3つ目の違いとして、記録層の位置の違いがあります。
BDは読み込み(書き込み)面に近いのに対してCDはほぼレーベル面にあり、DVDはレーベル面と読み込み(書き込み)面の約中間にあります。
BDは記録層がカバー層に近いことで、ピンポイントにレーザーを当てることができ、ディスクが反ってしまったときに起こるスポットの歪みをより小さく抑えることができるので、DVDと比べて、BDのほうが高い記録・再生機能を持っていると言えます。

映像・音声の違い

ブルーレイディスクはDVDよりも容量が大きいので、映像・音声にたくさんの情報を入れることができるようになり、映像はより鮮明に、音声はよりクリアに収録することができます。

映像は地デジのハイビジョン画質で保存することができて、カメラで撮った映像もハイビジョン画質で残せます!
音声も保存できる容量が増えたことにより、今まで以上のきれいで迫力のある音を楽しめます。
とくに、映画は映画館で見るような迫力で、ライブ映像は本当にライブ会場にいるかのようで、ギターの弦のこすれる音までキレイに聞こえます。

ブルーレイディスク再生するには

DVDプレーヤーやレコーダーなどのDVD再生機ではブルーレイディスクを再生できません。
なぜかというと、「DVDとの違い」でも記述した通り、ブルーレイディスクの情報を読み取るには青紫色のレーザーで読み取らないといけないので、赤色レーザーのDVDドライブでは読み取れません。
ブルーレイディスクを再生するには専用のブルーレイディスクドライブ搭載のプレーヤーもしくはレコーダーが必要になります。

逆にDVDをブルーレイディスク対応機で見れるのか?という不安も出てきますが、最近のプレーヤー・レコーダー共にDVD再生対応の機器がほとんどなので、その点は安心して大丈夫です。

現在はソニー・パナソニック・シャープ・三菱電機をはじめ、様々なメーカーからブルーレイディスクレコーダーやプレーヤーがでています。

ブルーレイディスクの性能を生かすには

ブルーレイディスクと言えばハイビジョン画質が一番の売りです。
再生機以外に
★ フルハイビジョンテレビ(地デジ対応ならほぼハイビジョンですが)
★ HDMIケーブル
この2つがあればブルーレイディスクのハイビジョン画質を楽しむことができます


トールケースについて

トールケースとPケース

トールケース    Pケース

DVDディスクを入れるケースには主にトールケースとPケースと呼ばれる2つの大きさの違うケースがあります。

現在市販されているハリウッド映画などのDVDは、最近ほとんどがトールケースが採用されています。
Pケースと比べるとトールケースの方がサイズが大きく、DVDジャケットを入れた際に見栄えがします。
また、ケース内部で保持がしっかりでき、余裕があるので、メディアの保存性にも優れます。

Pケースは、CDと同じサイズのケースです。
以前はPケースを採用した市販の映画DVDが主流でしたが、最近ではほとんどのメーカーでトールケースを使用しているようです。

DVDを最終的にトールケースに入れるのか、Pケースに入れるのかによって、DVDジャケットの作成するべきサイズも異なります。
どちらのケースを採用するのか、前もって確認してからDVDのレーベル面、ジャケットのデザインを作成いたします。

標準設定ではトールケースを使用致します。
軽くて割れにくいポリプロピレン樹脂製のDVDトールケースです。
セルDVD(市販の映画などのDVD)と同じ大きさなので並べてスッキリ収納できます。
● ワンプッシュ方式…ワンプッシュ方式でDVDに無理な力をかけず簡単に取り出せます。
● 表紙やブックレットも収納可能…表紙を印刷し、市販のDVDの様なパッケージになります。
● リサイクルしやすい単一素材…リサイクルを考慮して単一素材(ポリプロピレン樹脂)となっています。